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消費税増税前に買った方がいい物・買わなくていい物

投稿日:2019年8月13日 更新日:

 2019年7月21日に参議院議員選挙が行われ、与党の自民党が勝利しました。

 これにより消費税が2019年10月にこれまでの8%から10%に引き上げられる予定です。

 2%の違いですが、これにより家計への負担が大きくなることは避けられません。

 なので政府は、消費税増税後の消費の落ち込みを警戒し、増税後に様々な負担軽減策を用意しています。

 以前書いた、 軽減税率やキャッシュレス決済でのポイント還元はその軽減策です。

 参考:軽減税率って何?キャッシュレス決済って何?

 そこで今回は、消費税増税前に買った方がいい物・買わなくていい物を紹介していきたいと思います。

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【【【 】】】

買った方がいい物

 

 消費の多くは、支払いと使用がほぼ同時に発生します。

 しかし消費のなかには、先に支払いを済ませ、しばらく経過して使用・利用したりすることがあります。

 そのタイプの消費であれば、消費税率が低い2019年9月30日までに支払いを済ませ、10月1日以降に使用・利用した方がいいのです。

 つまり、消費税増税前に買った方がいいものは「先に支払うことができるもの」です。例えば

  • 有効期限がない(または長い)チケットや定期券
  • 価格が安定しているもの

 などが挙げられます。

有効期限がない(または長い)チケットや定期券

  有効期限がなかったり、有効期限が長かったりするチケットは、増税前に購入しておきましょう。

 また、電車の定期券、航空券、映画やコンサートや遊園地やテーマパークの入場券など、確実に行く・使うものであれば、増税前に買ったほうがいいでしょう。

 ただし、ホテル・旅館の料金が込みになったパッケージツアーの旅行券は、増税前の今契約して支払ったとしても、10月1日以降に出発する場合は、税率10%になりますので、ご注意ください。

価格が安定しているもの

 仕事で必要になる資料や物品類などで価格があまり変わらないものは、ある程度消費税前に買っておきましょう。

 ただし、在庫コストが高くなるものは、無理に買わないほうがいいでしょう。

 そして、割引がない、またはほとんど割引をしないブランド品などのは、待っても価格が下がらないので、低い税率で買ってしまったほうがお得でしょう。

 そのほか、本やカルチャースクールの受講費用、常備薬、スポーツジム・フィットネスクラブなどの年会費、たばこなどは増税前の購入がおすすめです。

買わない方がいい物

 増税前に購入しなくてよいものは「増税にならないもの」です。

 具体的には、

  • 飲食料品
  • 非課税の物
  • ポイント還元対象になるもの

 などが挙げられます。

飲食料品

 飲食料品に課せられる税率は、軽減税率が導入される為、消費増税後も8%のままです。

 したがって、スーパーやコンビニで購入する飲食料品は駆け込みで買う必要はありません。

非課税の物

 また、そもそも消費税が課せられていないものは増税後も非課税のものは増税前に購入する必要はありません。

 非課税の商品やサービスには次のようなものがあります。

  • 土地
  • 個人が売主の中古住宅
  • 賃貸住宅の家賃
  • 保険・共済
  • 郵便切手
  • 商品券・プリペイドカード

ポイント還元対象になるもの

 消費税増税と同時にポイント還元が実施されます。

 これは買い物でキャッシュレス決済をした場合、消費者にポイントを与えることで増税による負担を軽減する仕組みです。

 中小店舗のポイント還元率は5%

 コンビニエンスストアや外食などの大型小売・飲食店の還元率は2%です。

 したがって中小店舗でキャッシュレス決済をするのであれば、増税後に買い物をしたほうがお得になるの物もあります。

 なので、クレジットカードや電子マネーなどのキャッシュレス決済に対応出来るよう準備をしておきましょう。

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【【【 】】】

判断が難しい自動車関連

 自動車関連の消費には特に注意が必要です。

2019年10月に消費増税が実施されると、同時に自動車取得税が廃止され代わりに「環境性能割」が導入されます。

 自動車取得税は、次の計算式で算出します。(新車の場合)

自動車取得税の額=取得価額×3%
課税標準基準額+オプション=取得価格

軽自動車の場合税率は2%
※課税標準基準額は自動車本体の希望販売価格の90%程度

 環境性能割は、低燃費車ほど税金が安くなる仕組みになっています。

 なので税金が安くなるかどうかは、自動車のタイプや値段によって変わってしまうのです。

 ※新車の多くは燃費基準を達成している為税金がかからないと予測されます。

 また、新型車を含め9月末までには登録・納車できなければ、増税後の消費税がかかってしまうことになりますので

 「消費税8%+自動車取得税あり」で購入したほうがいいのか、それとも「消費税10%+自動車取得税なし」で購入したほうがいいのか、9月末までに登録・納車できるのかディーラーに相談して判断した方がいいです。

 ただ、50万円以下の中古車であれば、そもそも自動車取得税がかからないので、消費増税前に買ったほうがよいと思います。

 最後に、自動車のガソリンや軽油は、9月30日以前に給油しておいたほうがいいでしょう。

まとめ

・電車の定期券、航空券、映画やコンサートや遊園地やテーマパークの入場券など、確実に行く・使うものであれば、増税前に買っておこう

・軽減税率が適応される物・キャッシュレス決済でポイント還元される物は今すぐ買う必要はない

 いかがでしょうか、あと1ヶ月半ほどで消費税増税となる予定なので何が買った方がいいかをしっかりと検討して増税に備えましょう。

参考:消費増税に備える!?キャッシュレス決済

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