今日大相撲夏場所の千秋楽を迎え前頭8枚目の朝乃山が優勝を決め、アメリカのトランプ大統領が観戦したなど話題の多い令和最初の場所でした。
相撲を見ていて勝った力士が貰う懸賞金について気になった事はありませんか?
そこで今回は相撲の懸賞金について説明していきたいと思います。
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【【【 】】】懸賞金の金額はいくら?
懸賞金は幕内の希望の取組や応援している力士の取組に懸賞金を出すことが出来るのです。1日1本以上、1場所15本以上から申し込みする事が最低条件となっています。
その懸賞金は1本62,000円(税込)となっています。なので懸賞を出すには最低でも93万円が必要となります。また個人名義では出す事は出来ません。必ず企業か団体などの法人のみ懸賞を出すことが出来ます。
ちなみに懸賞旗は懸賞を出す企業や法人が、相撲協会に持っていく事になってます。また場所が終わると旗は返却されます。旗を1つ作るにはおよそ5万円ほど掛かります。
力士が貰える金額はいくら?
懸賞金額は62,000円ですが、その全額が力士のもとに渡るわけではありません。
まず、62,000円の内、5,300円を事務手数料(取組表掲載料・場内放送料)として相撲協会が貰います。なので力士が貰える金額は56,700円とまります。
しかし、勝った力士が行司から貰う懸賞金額は30,000円となっています。では残りの26,700円はどこにいくのでしょうか?
26,700円は相撲協会がその力士名義で積み立てられていきます。そしてそこから税金が支払われ残った金額は引退後に受け取る事が出来ます。
懸賞は1つの取り組みにつき今のところ最大で60本※1となっています。
なので勝った力士は1つの取り組みで懸賞金を最大で180万円貰うことが出来ます。
※1 1・5・9月に行られる本場所(いわゆる東京場所)に限り森永賞という森永製菓協賛の懸賞金が付くと最大61本とまります。なのでその時は最大で183万円懸賞金として貰う事が出来ます。
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【【【 】】】協会が懸賞金を預かる意外な理由とは?
昔は懸賞金が全額力士へ渡っていたのですが、ある力士がお金を使いすぎてしまい税金が払えなくなり協会が肩代わりした事があるそうです。そこから協会が税金分の金額を引いて力士に渡すようになったそうです。
いかがでしょうか、懸賞金ついてお分かりいただけたでしょうか?
懸賞金が普段の給料とは別となっているので、多いほどやる気は上がりそうですが、相手のやる気も上がるので簡単には勝てなさそうですね。