皆さんは、給料が振込で給料日に振り込まれてるか確認をするかと思います。しかしその給料日の給料明細をきちんと確認されてますか?
手取りの金額ぐらいは確認されてるかと思いますが、いくら税金、社会保険で引かれているか確認されてますか?
いくら引かれているか直ぐに答えられる方はかなり少ないのではないのでしょうか?
そこで今回は給料明細の税金、社会保険について書いていきたいと思います。
スポンサードサーチ
【【【 】】】給料から引かれる税金とは?
少し見づらいかもしれませんが上の画像をご覧下さい。会社によってフォームが違うかもしれませんが、この画像の場合ですと控除の部分が税金、社会保険になります。
税金、社会保険の項目は、
- 所得税
- 住民税
- 健康保険
- 介護保険
- 雇用保険
- 厚生年金
以上となります。ではそれぞれの項目について見ていきましょう。
所得税について
まず所得税とは文字通り所得に掛かる税金です。
本来年間の所得額に応じて税額が決まりますが、会社員の場合は毎月の給料から概算で会社が給料から差し引き、徴収するようになっています。
このように会社が概算の所得税を給料から差し引く事を源泉徴収と言います。
概算で所得税を徴収しているので、12月に受け取る給料が決まった時に、その年の所得税額の計算を行い徴収する金額が多ければその金額が戻ってきます。逆に徴収が少なければ追加で徴収を行います。
この作業を年末調整いいます。
給料明細の年末調整欄にはこの年末調整によって戻ってくる金額か、徴収される金額が入ります。
参考:所得税とは?
住民税について
住民税とは、前年の所得額に応じて住んでいる市区町村の役所に納める税金の事です。
前年の所得に応じて金額が決まるので、2年目の給料が増えてなければ、1年目のときのほうが手取りが多いといったことも十分起こり得ます。
ちなみに、住民税を会社が給料から差し引いて納める事を特別徴収、
自分で直接住民税を納める事を普通徴収と言います。
健康保険について
健康保険とは、病気やけがで医療機関にかかったとき、治療や薬代に掛かる医療費の負担を軽くする保険の保険料です。保険料は会社と従業員が半分ずつ負担するようになってます。
健康保険は会社や職業に応じて組合健康保険、協会けんぽ、国民健康保険の3種類があります。
この保険料は、保険の種類と住んでいる地域によって変わってきます。
参考:健康保険って何?
介護保険について
介護保険は、寝たきりや認知症などで自力での生活が困難になった場合、介護サービスを受けることができる保険です。
この保険料は40歳になったら払わないといけなくなります。
保険料は健康保険のように、会社と従業員が半分ずつ負担します。
雇用保険について
雇用保険とは、失業した時に再就職までの生活を安定、就職活動を円滑に行える様に給付するための保険料です。
健康保険、介護保険のように、半分ずつではありませんが、会社と負担を分け合います。
参考:雇用保険って何?
厚生年金について
厚生年金とは、会社員や公務員が加入する公的年金制度です。定年後の老齢年金に限らず、身体に障害を負ったり死亡したりした場合に、本人や家族が年金を受け取ることもできます。
厚生年金は健康保険、介護保険のように、会社と半分ずつ負担します。
いかがでしょうか、簡単ではありますが、給料明細の税金、社会保険料について説明してきました。次の給料からでも給料明細をしっかり見ていくら税金、社会保険料を払っているか確認しましょう。